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【2025年最新版】text-generation-webui 導入方法と地獄の回避法|初心者でも台本生成AIを構築できた話

第1章:「ChatGPTでは出来ない台本製造マシン」を作る旅の始まり

こんにちは。今日は、自宅のPCを「台本生成工場」へと変貌させた壮絶な地獄と再生の記録を、涙ながらに綴っていきます。

もしあなたが text-generation-webui の名前を聞いて、

「なんか強そう。呪文かな?怖いかも…」

と一歩引いたなら、大丈夫。私もそうでした。

でも、安心してください。これは“初心者が泣きながらでもたどり着けた話”です。
そして、これを読めば、あなたは私みたいに孤独に戦わずに済みます。

目次

🔰 環境構築って、そんな簡単じゃなかった(でも大丈夫)

環境構築といっても、やること自体は理屈で言えばシンプルです。

PCにAIちゃんを住まわせるための「家(ツール)」と「家具(モデル)」を揃える。

…なのですが、現実は「そんな簡単に引っ越してきてくれなかった」。

🧠 私のPCスペック(ガチなのに、ギリギリ)

  • OS:Windows 11
  • GPU:RTX 3070(VRAM 8GB)← ここが苦労の元凶その1
  • メモリ:64GB(余裕だけど意味なかった)
  • インストール済み:
  • Python(これはなんとか)
  • Git(謎にバージョン合ってて感動)
  • GeForceドライバ(ちゃんと最新化しておいて大正解)

RTX 3070は強いはずなのに、AI界隈では「下限」扱いされがちなのがつらい。

🧩 Gitでクローン……したはずが、いきなり事故

最初にやるのはお約束のGit clone。

mkdir C:\AI
cd C:\AI
git clone https://github.com/oobabooga/text-generation-webui.git
cd text-generation-webui

これで完璧、のはずだった。

が。

「install.bat が無い」事件、勃発。

🔧 install.batが消えた!?ドッキリじゃなくてガチでした

世のブログに書かれてる「install.batを実行してください」の言葉を信じて探し続けるも、見つからず。

  • 一度PCを再起動してもない
  • フォルダ検索してもない
  • 諦めてコマンドプロンプトで探してもやっぱりない

まさかGitHubの内容が“変わってた”なんて、思いもしませんでした。

で、正解はこれ:

.\start_windows.bat

この start_windows.batインストールと起動の両方が統合されていたんです。
……言ってよ。

✅ ここまでの進捗まとめ(魂削りながら)

ステータス状態
Git clone✅ 成功(ここまでは笑顔)
install.bat❌ 行方不明事件で泣く
start_windows.bat✅ 生きてた救世主
起動確認✅ http://localhost:**** が開いて鳥肌

第2章:「Mistral」という名のAIに魂を注ぐ

WebUIが立ち上がった!
ついに来た!ついに私の工場が光を放った!

と思ったら…

「モデルがないから、何もできないよ?」

…あ、そうか。中身空っぽだった。

📦 モデルDLの罠:量子化って何だよもう

RTX 3070がギリギリのスペックなせいで、モデル選びは「量子化(Quantized)」しか選べない。
それがこれ:

👉 https://huggingface.co/TheBloke/Mistral-7B-Instruct-v0.2-GGUF

  • Q4_K_M というファイルを選ぶ(8GBギリギリの希望)
  • ダウンロード時間:地味に長い。コーヒー必須

🗂 モデル配置地獄:フォルダが…ない?

保存先はこちら:

C:\AI\text-generation-webui\models\Mistral-7B-Instruct\

…なんですけど。

models フォルダ、最初は無いです。
自分で作らなきゃいけないです。

知らなきゃ「え?私だけ失敗した?」ってなる。
知っていれば、「うんうん、AIってだいたい不親切だから」って笑える。

しかし、実際は自分で作るべきでは無かったのです(;;)

📂 モデルの配置場所──地獄編:私は3時間、無意味な戦いをしていた

ここ、本当に注意してください。私が一番苦しんだポイントです。

「modelsフォルダがなければ作りましょう!」

と書いてあります。私もそれを信じて、

C:\AI\text-generation-webui\models\

に自分で models フォルダを作って、そこにモデルを置いたけど・・・。

でも、動かない。
UIでモデルが表示されない。読み込まない。何回やってもエラー。
ログを読んでもよく分からないし、モデルが存在しないと言われる。

💀 その原因、完全に「置き場所が違っただけ」でした。

正解はここだったんです:

C:\AI\text-generation-webui\user_data\models\

そう、user_data フォルダの中に、最初から models フォルダがありました・・・。

💥 この配置ミスで私は3時間を溶かしました

  • モデルは正しくDLしてた
  • ファイル名も合ってた
  • 起動方法も正しかった
  • ……なのに、なぜか動かない

→ ぜんぶ「置き場所が違っただけ」

もしこの文章を読んでいるあなたが、同じように “modelsフォルダを作っちゃった側” なら、いまこの瞬間に、user_data\models\ をチェックしてください。

✅ 正しい配置先はこれ

項目パス
モデル置き場C:\AI\text-generation-webui\user_data\models\
フォルダ名TheBloke_Mistral-7B-Instruct-v0.2-GGUF(自由だけど分かりやすく)
ファイル名Mistral-7B-Instruct-v0.2.Q4_K_M.gguf(絶対にそのまま!)

🙇 これだけは覚えてください

text-generation-webui のモデル置き場は、自作フォルダではなく「user_data\models」!

ここを間違えると、沼の底で3時間ソロダンスする羽目になります。
私はそうなりました。

✅ モデル読み込み成功したときの達成感、プライスレス

WebUIの「Model」タブでモデルを選んで「Load」ボタンを押す。

…数秒。

画面に出たメッセージ:

“Loaded successfully”

ここまで来るのに、本当に大変だった。

✅ 現時点での最終チェック

ステップ結果
モデルDL✅ 順調に地雷踏みながら
フォルダ設置✅ 自作した勇者フォルダ
モデル認識✅ 出たとき「わぁ!」って言った
読み込み✅ ようやく“AIがいる”状態になった

第3章:AIとの意思疎通──テンプレートとプロンプト

ここでもまた罠が待っていた。

「ChatMLを使わないと会話にならない問題」

AIに向かって「こんにちは!」って言っても、無言。
まるで初対面の猫。

で、ChatMLテンプレートという魔法陣を描く必要があったのです。

ChatMLテンプレート地獄と“モード”の呪い

「こんにちは」→ 無視 → 泣く

モデルも無事読み込めた!画面も立ち上がってる!もう準備は万端!

と思って、Chat欄にこう入力してみた:

こんにちは!あなたはプロの小説家です。大人の恋愛のテーマで台本をお願いします。

反応:なし。無言。虚無。

こっちは真剣に挨拶してるのに、AIは一切の感情を見せず無視。
その冷たさ、まるで真冬の無人駅。

💡 原因は「ChatMLテンプレート未設定」でした

モデル(Mistralなど)は、「Chat形式で入力してね」という“文通ルール”を持っているようです。
で、text-generation-webui はそれに合わせて「テンプレート」を使う仕組みなんですが…

デフォルトだとそのテンプレート、空っぽ or instruct用だったりするんです。

🧨 地獄その1:テンプレートを設定しないと反応しない

解決法:

  1. 左の「Parameters」タブをクリック
  2. 上部の「Instruction template」タブを開く
  3. 中身をぜんぶ削除して、以下を貼り付け👇
{% for message in messages %}
{% if message['role'] == 'user' %}
<|im_start|>user
{{ message['content'] }}
<|im_end|>
{% elif message['role'] == 'assistant' %}
<|im_start|>assistant
{{ message['content'] }}
<|im_end|>
{% endif %}
{% endfor %}
<|im_start|>assistant
  1. 上の欄に ChatML と入力
  2. 右上の 💾(保存ボタン)を必ずクリック!(←ココ忘れると“反映されない地獄”に突入)

💀 地獄その2:「保存してなかった」せいで何度もやり直し

これも痛かった…。

テンプレート貼って「できたー!」と思っても、
保存しないと反映されません。

UIには「保存されたよ」的な親切表示は無いので、
💾ボタンを押さない限り、努力が無になります。

私?ええ、もちろん2回くらいやり直しましたとも。

💣 地獄その3:instructモード vs chatモード

テンプレートを貼った!保存した!いざ会話!

また無視。

え?なぜ?心が折れそう。

ここで初めて気づいた。「モード」が instruct のままだった。

✅ 正解はこちら

右上の「Mode」の項目で…

( ) instruct  
( ) chat-instruct  
(●) chat ← コレにしろ

chatモードにしないと、テンプレートが機能しません!

🧠 モードの違い(地雷比較表)

モード向いてること
instruct一発命令(例:翻訳して)会話形式にならない
chat-instruct会話形式“風”複雑なテンプレ非対応なことも
chat正真正銘の会話型テンプレ反映が必須!

✅ ここまでの迷宮脱出まとめ

私のダメージ
テンプレ未設定😵 無反応、無限再起動
テンプレ保存忘れ😭 努力が水泡
モードinstructのまま😡 なぜか喋ってくれない恐怖

📌 正しく設定されていれば、こうなる

  1. テンプレート貼った
  2. 保存ボタン押した
  3. chatモードに切り替えた
  4. Chat欄にプロンプトを打ったら…

Mistralくんが“まるで同人作家”のような台本を返してくる!

まとめ

今回、text-generation-webui を自分のPCに導入して、「台本生成AIマシン」として動かすまでの過程をまとめてみました。

やり方そのものはChatGPTに教えてもらいながら進めましたが、以前に Stable Diffusion を導入した時と同様に、いくつかの落とし穴や想定外のトラブルに直面しました。

この経験を通して感じたのは、問題解決能力そのものが足りないのではなく、「質問の仕方」や「やり取りの積み重ね方」でつまずいてしまっているということです。
特に、チャットの会話が長くなるにつれ、新しい質問に対する精度(いわゆる“ハルシネーション”のリスク)が高まってしまうと感じました。

実際に、新しくチャットを立ち上げて「問題を解決したい」とシンプルに伝えたときの方が、驚くほどスムーズに答えにたどり着けました。

今回の最大の収穫は、「問題やエラーが起きた時は、新たにチャットを立ち上げて、まっさらな状態から行った方が良い」ということです。

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