2週間くらい前に、ローカル(自分のPC)でAIの文章生成が出来るtext-generation-webuiを使って小説を書こうとしたのですが、英語だったり、出力が納得いかなかったり、設定等が難しく挫折しかけていました。
で、最近、ようやく日課のAI×稼ぐのストックが出来たので、再チャレンジしようと思ったのです。
ノベルゲーム製作を。
しかし、もっとなんか使いやすいローカルのUIがあるのではないかと探してみました。
そして、EasyNovelAssistantという日本の人が作った、日本語対応のローカル小説生成UIを見つけたのです。
使ってみると、日本語なのでわかりやすく使いやすいと思いました。
chatgptに教えを請いながら設定をし、初めて小説をAIに書いてもらいました。
デフォルトで入っているモデルを使って。
すると、かなりいい感じの文章を書いてくれました。
これなら、商用利用可能なモデルを使用して、ノベルゲーム製作が可能になると感じました。
ただ、まだ触ったばかりなのでよくわからない部分もあり、慣れるまで時間がかかりそうです。
また、デフォルトで書いてもらった小説が25000文字程度あったのですが、30分くらいかかってしまいました。
自分のPCのスペックが低い(rtx3700)ので、仕方が無いのですが。
そして、デフォルトの設定のままだとかなりの量の小説になってしまうので、設定等を見直さなければなりません。
最近、本当に不幸続きで気分が滅入っていたので、新しく使いやすいツールを探せてモチベがあがりました。
そこで今回は、小説初心者がストレスなくAI小説を書ける環境を整える方法も紹介してみます。
これからAI小説を書きたい方は、ぜひ参考にしてください。
EasyNovelAssistantとtext-generation-webuiの違いとは?
両方とも「ローカルでLLM(大規模言語モデル)を動かして文章を生成するツール」ですが、目的や使いやすさの面で大きく違いがあります。
比較項目 | EasyNovelAssistant(ENA) | text-generation-webui |
---|---|---|
対応言語 | 🇯🇵 完全日本語対応のUI | 🇺🇸 英語UI(部分的に日本語訳可) |
開発目的 | 小説・ノベルゲーム制作に特化 | チャット、Q\&A、コード生成など汎用 |
初期設定 | インストール後、ガイド付きで簡単スタート | インストールも設定も細かく、やや敷居が高め |
モデルの管理 | GUIで簡単に選択・切替可能 | モデル読み込みや設定は基本的に手動で行う必要あり |
小説支援機能 | GoalSeekなどの構成テンプレートあり | スクリプトを自作するか、拡張機能を探して導入する必要がある |
商用利用対応 | モデル次第でOK(ELYZA等) | こちらもモデル次第でOKだが、商用可モデルの選定がやや難解 |
text-generation-webuiは、PythonやDockerの操作に慣れている人なら細かい制御ができるので魅力ですが、正直「小説を書きたい初心者」には向いていません。
一方、EasyNovelAssistantは、「今すぐ書きたい!」という人にとって、まさに天使のような存在。
EasyNovelAssistantの強みは「小説に特化した設計」
EasyNovelAssistant(通称ENA)は、日本の開発者Zuntan氏が作った日本語小説創作に完全特化したUIツールです。
何がすごいって、「小説を書きたい人」がつまずきそうなポイントを最初からぜんぶ潰してくれてるのです。
完全日本語UIで迷わない
これ、地味に神です。
text-generation-webuiでは、起動しても「Checkpoint?Preset?LoRA?…え?」と一瞬で異世界転移できるくらい難解ですが、ENAは最初からUIが日本語。
しかも、設定画面もやたら親切。なぜかガイドも用意されていて「私、今AI使ってる!」という謎の自信が湧きます。
GoalSeekテンプレートで「構成」がラクすぎる
小説を書こうとすると、いきなり「じゃあ起承転結よろしく!」って言われてもフリーズしますよね。
ENAでは、GoalSeekという構成テンプレートが最初から入っていて、以下のような流れでストーリーを分けて考えられます:
- 00 企画:タイトル・あらすじ・ジャンル・テーマなど
- 10 序章:舞台設定・導入部
- 20 展開:事件や衝突が起きる
- 30 転機:クライマックスへ向けた動き
- 40 解決:問題が解決する
- 50 終章:エピローグや後日談
これに沿って章ごとにAIに指示を出すだけで、「それっぽい構成の小説」が自然とできてしまいます。
初心者が「とりあえず1本書く」には、この機能が強すぎる。
キャラ設定や履歴も保存できる
「前の章でこの子、兄がいたはずだけど…名前何にしたっけ?」ってなるの、あるあるですよね?(あるあるです)
ENAではキャラクターの設定やストーリーの履歴を保存できるので、読み返しながら整合性を保ちつつ書き進められます。
ノベルゲームを作るなら、この履歴保存はほぼ必須。
商用利用もOK(モデル次第で)
しかも、ELYZAなどの商用可能なモデルを指定すれば、ビジネス目的での利用も視野に入れられます。
出力された文章を整えて使えば、ノベルゲームや小説の販売にも応用できるので、ただの趣味以上に発展させたい人にもおすすめ。
text-generation-webuiの強みは「汎用性と拡張性」
EasyNovelAssistantが「日本語でAI小説書くならコレ!」という最短距離のツールだとすれば、**text-generation-webui(TgWUI)**は「全ジャンル対応の大型トラック」。
つまり、何でもできるけど、初心者がいきなり乗るとカーブでひっくり返るやつです。

あらゆるモデルに対応可能(GGUF, Transformers, GPTQなど)
モデルの形式が多すぎて、逆にわからない?私もわかりません。
でも、TgWUIはこの謎のフォーマット軍団をほとんどサポートしています。
とにかく汎用性が高く、「ローカルで動かしたいモデル」がある程度決まっている人にとっては、最高のプレイグラウンドだと思います。
結論:初心者でAI小説を書きたいならENA一択!
初心者がAIで小説を書きたいなら、EasyNovelAssistant(ENA)が圧倒的におすすめ。
なぜなら、以下のような「初心者あるある」に完全対応してるからです:
- 英語UIだと脳がスリープモードに入る
- LLMって何?推論?設定保存?とにかく面倒
- やりたいのは設定じゃなくて、小説を書くこと!
- 失敗せずにすぐ成果を出してモチベを保ちたい
もうこれ全部、過去の自分の心の声です。
text-generation-webuiもすごいツールですし、モデル選定の自由度や拡張性においては最強です。
ただし、最初の設定で心が折れて、**「小説書く前に燃え尽きた」**となりがち。
実際に使って感じた「決定的な差」
比較観点 | EasyNovelAssistant | text-generation-webui |
---|---|---|
初回起動まで | 1時間程度でスムーズに完了 | 半日がかりで挫折寸前になった |
小説生成の手軽さ | ワンクリック+日本語入力だけで快適 | プロンプト整備、出力制御の設定に時間がかかる |
成果の満足度 | 文章の質が高く、すぐに活用可能 | 自分好みの出力を得るのに試行錯誤が必要 |
モチベーション | 「もっと書きたい!」と思える | 「これ、本当に小説書けるのか…?」と疑心暗鬼になる |
私のように、「AI小説やってみたいけど、技術的な壁で毎回撃沈してきた」人には、ENAはまさに救世主でした。
GoalSeekテンプレートでストーリー構成も簡単!
AIに小説を書かせようとした瞬間に、人類の9割が直面する問題。
「で、どうやって話作ればいいの?」と言う問題。
EasyNovelAssistantには、そんな初心者の迷子状態を救ってくれる機能がついてます。
その名もGoalSeekテンプレート。
小説の流れを「章ごと」に分けてくれる優しさ
GoalSeekでは、ストーリーを以下のように6つのパートに自動で分けることができます:
段階 | 内容 |
---|---|
00 企画 | 世界観、キャラ、タイトルなど基本設定 |
10 序章 | ストーリーの始まり、読者の引き込み |
20 展開 | 事件・問題・変化などが起こる |
30 転機 | クライマックスに向けた転換点 |
40 解決 | 問題や衝突が解決される |
50 終章 | 余韻・後日談・読後感のまとめ |
これをもとに、「この章ではこんなことを書きたい」とざっくり指定するだけで、AIがしっかり筋の通った物語を組み立ててくれるのが驚き。
“あらすじ考えるの苦手民”には本当に神。
実際に書いてみたら…25000文字以上(途中で止めた)になってた件

試しにこのテンプレを使って1本AIに書かせてみたところ、
気づけば約25,000文字以上の長編小説が30分で生成されてました。
1つの章で8000文字以上という制約が書かれていたので、放って置いたら4万文字以上続いていたと思います。
PCが悲鳴を上げていたので、途中で止めてしまいました。
RTX3700(推奨スペック未満?)でやると、さすがに時間はかかります。
でも、内容は思った以上に読みやすく、構成も破綻してない。これには正直びっくりしました。
設定で出力文字数も調整可能
ただし、デフォルトのままだと生成される量が多すぎることもあるので、文字数や出力設定の調整は必須。
これもUIから簡単に変更できるので、最初はお試しで短めに出してみましょう。
まとめ
EasyNovelAssistant(ENA)は、日本語で小説を書きたい初心者にとって最適な環境が整ったツールでした。
text-generation-webuiが持つ拡張性やカスタマイズの自由さも魅力ですが、初手でつまづくには重すぎる選択肢です。
私は、もう3ヶ月以上AI×稼ぐで無収入なので、さすがに収益を目指すための行動をしたいと思っていました。
そこで今回であった、easynovelassistantを活用して、まずは0→1を達成したいと思う。
スマホアプリ(ノベル)開発にも使えそうだし。
まぁでも、失敗するんだろうな~とは思っています・・・。
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