
AIを活用した「ゲーム制作」に挑戦してみたけど…
最近、AIのテキスト生成(text-generation)を使っていろいろ試してみたんですが、正直なところ、ちょっと思ってたのと違いました。
日本語で指示(プロンプト)を出しても、返ってくる文章がやたら固かったり、言葉のチョイスがちょっとズレていたりで、なんか微妙。
「TheBloke_Mistral-7B-Instruct-v0.2-GGUF」や「OpenHermes-2.5-Mistral-7B-ChatML」など、いくつか話題のモデルも試してみたけど、基本的には英語ベースでのやりとりを想定しているらしく、日本語だとやっぱり限界があります。
もちろん、日本語に対応したLLMも存在してはいるけど、正直なところ「ただの劣化版ChatGPT」みたいな印象が拭えず…。
ちょっと期待してた分、がっかり感がありました。
「使い道がない」わけじゃない。でも、使い道が限られる
結局、無理やり英語でプロンプトを書いて、リライトツールとして使うのが現実的かな…というところに落ち着いています。
まあ、うまくハマれば便利ではあるんですが、「じゃあこれで稼げるの?」と考えると、なかなか難しい。
とにかく、効率よくAIを活用して、時間をかけずに何かを作って、売れる可能性を広げたい。
そう考えると、英語前提のAIモデルだけでは難しいです。
RPGツクールMZを買ってみたけど…「無理!」と即判断
そんな中、「RPGツクールMZ」がセールで安くなっていたので、買ってみました。
価格は約5,000円。Steamでの評価も悪くなかったので、これはチャンスかなと。
でも、実際に触ってみたら…これがまたとんでもなく大変!
確かにツール自体の難易度はそこまで高くないし、覚えれば使いこなせそうな雰囲気はあります。
だけど、イベント作成、戦闘設定、アイテム追加、マップ作成――とにかく地味で細かい作業の連続!
この手間暇と時間を考えたとき、AIを使って効率よくコンテンツを量産していくという自分の方針とは真逆。
これを手動で全部やってたら、一生rpgツクールに捧げなければならなくなる・・・。
返品もギリギリセーフだった話
使った時間を確認してみたら、Steamでのプレイ時間が113分くらい。
ギリギリ2時間未満だったので、すぐに返品申請して無事返金されました。
Steamでは「2週間以内・2時間未満」であれば返品可能というルールがあるので、本当に助かりました…。
危うく5,000円をドブに捨てるところでした。
次なる希望「ティラノスクリプト」との出会い
RPGツクールが自分にとって現実的じゃないとわかったあと、次の一手としていろいろ調べている中で見つけたのが――「ティラノスクリプト」というツールでした。
ティラノスクリプトは、ノベルゲーム(ビジュアルノベル)を作るためのスクリプトエンジンで、しかもフリー(無料)で使えるという神仕様。
さらに、HTMLベースで動くので、完成したゲームはブラウザ上でプレイできるというのも大きな魅力です。
実はティラノスクリプトには、GUIベースでノベルゲームを作れる「ティラノビルダー」という有料ツールもあって、こちらはSteamで1,500円くらいで販売されています。
一応、こっちの使い方も動画でチェックしてみました。
ティラノビルダーよりも、AI向けなのは「ティラノスクリプト」だった
ティラノビルダーのほうは、RPGツクールよりは簡単そうに見えたものの、やっぱり「いちいちポチポチ手作業で入力していく」タイプ。
これはこれでめんどくさいし、AIで自動化するのは難しそう。
そこで目をつけたのが、コードで制御できる「ティラノスクリプト」のほうです。
ティラノスクリプトなら、背景、キャラの立ち絵、選択肢、音楽、演出、エフェクト――全部コードで管理できる!
つまり、AIにコードを書かせれば、それをコピペするだけでゲームが作れる!というわけです。
この瞬間、「これだ!」と確信しました。
明日からティラノスクリプトでノベルゲーム制作スタート!
ということで、明日からティラノスクリプトを使って、AIと協力してノベルゲームを作っていく予定です。
狙いは、地味で面倒な作業をAIに任せて、さらにプロンプトも書いてもらいます。
時間を節約しつつ、コンテンツを量産して、売れるものを見つけていく。
自分の中では、いわゆる「AIコンテンツ量産戦略」の第一歩です。
もちろん、いきなり売れる保証はない(むしろ無理)けど、手間が最小限なら、失敗してもダメージが少ない。
これがRPGツクールのときとの物凄く大きな違いです。
まとめ:AIと一緒に“ラクして作る”を追求したい
今回いろいろ試してみて感じたのは、「手作業前提のツールは、AI時代において非効率すぎる」ということ。
RPGツクールMZは、確かに夢が詰まったツールだけど、AIを駆使して効率的に作品を量産していきたい自分には、まったく噛み合わなかった。
一方、ティラノスクリプトはコードベースなので、AIとの相性が抜群。
ある程度パターンを学習させれば、プロンプトを投げるだけでベースが組み上がる可能性があります。
細かい演出も、指示さえ分かればAIに任せて生成できるし、修正もすぐできる。これはかなり強い。・・・とまだ使っていないけど勝手に思っています。
今後の展望:ティラノスクリプト×AIで「短編ノベルゲーム」量産
まずはシンプルな短編ノベルゲームを、AIと一緒に何本か作ってみようと思っています。
ジャンルは、恋愛・ホラー・ミステリーなど、比較的AIがストーリーを作りやすそうな分野から。
ある程度型ができてきたら、プロンプトテンプレートやキャラ設定の雛形を作って、“半自動”で作品を量産していくスタイルを目指します。
完成したゲームは、ブラウザで無料公開してプレイヤーの反応を見る or itch.ioなどで有料販売してテストマーケもしてみる予定。
もちろん、そこでもAIに宣伝用のキャッチコピーや紹介文などを書かせて、できるだけ自分の作業を減らしていきたいです。
最後にひと言
「AIを使ってラクしたい」と言うと、ちょっとズルしてるように聞こえるかもしれません。
でも今は、“ラクして質の高いものを作る”ための時代なんじゃないかなと思ってます。
アイデアと工夫しだいで、個人でも作品を世に出して、稼げるチャンスは十分にある。
そのためにも、AIは強力なパートナーになってくれるはず・・・。
まずはティラノスクリプトで、どこまで効率化できるか試してみます!
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