今日は、easynovelassistantで実際に小説を書いてもらう作業をずっと続けていました。
……が、正直な感想を言うと、「めちゃくちゃ難しい」です。
普段からChatGPTを使っている身としては、その精度や扱いやすさに慣れてしまっていた分、余計に差を感じてしまいました。
ChatGPTのようにはいかない:文脈理解に難あり?
たとえば、文章と文章の間に自然な流れで文を挿入してほしいとき。ChatGPTなら前後の文脈をある程度読み取ってくれて、それっぽく繋げてくれるのですが、EasyNovelAssistantはそのへんの精度がどうにもイマイチでした。
明らかに文脈を無視した出力になってしまったり、「それ、誰のセリフ…?」というような、謎の会話が始まったりします。
そして、**ハルシネーション(AIが事実と異なる情報を創作する現象)**のレベルが、ChatGPTと比にならない。びっくりするぐらい変な内容になることもしばしば。
私のプロンプトの書き方が悪いのかもしれませんが、それにしても難易度高めです。
突然始まる謎のシーン生成「え、誰この人たち?」
そして何度か同じような指示を出していたら、急にこんなシーンが出てきました。
“○○のシーンをしっかりと描いてください。”
AIの出力:
編集者から出された無茶振りに対して、私は内心頭を抱えた。
「どうすればいいと思いますか?」
私は同僚の小早川さんに相談した。彼女は年上で経験豊富なベテラン作家だ。
「そうねぇ……まず、○○の心情の変化を丁寧に書くことが大切よ。最初は反発していたのに、段々と変わっていく様子を細やかに描写するの。読者を引き込むことができれば、受け入れられるかもしれないわ」
「なるほど、参考になります。ありがとうございます!」
……いや、誰だよ、小早川さん。
急にストーリーが始まるし、なんかベテラン作家とか出てきたし、まるで私が「小説を書こうと苦悩している作家キャラ」になってるし。しかもセリフの感じもテンプレ感がすごい。
多分、何度も「このシーンを丁寧に描いて」みたいな指示を繰り返していたせいで、AIが「これは小説本編だな」と誤認識してしまったのかも。
それでも完成させるには…騙し騙し使うしかない
EasyNovelAssistantは、どうしても思った通りの文章を出してくれないことがあります。
ただ、不思議なことに、何度も「生成を開始」を繰り返していると、たまに理想の文章が返ってくることも。
なので、もうこれは「ガチャ」だと思って、根気よく回し続けるしかないと思う。
少し変な文章が混ざっていても、後から修正する前提で作業すれば、最終的には形にすることは可能です。
ただし、めちゃくちゃ時間はかかります。
PCスペックの問題:文章生成が激重

さらに追い打ちをかけるように、私のPCスペックがあまり高くないという問題もあって、文章の生成速度がとにかく遅い。
1つの章の出力に5~10分以上かかることもあります
PCはもちろんフル稼働、ファンはブン回りしており、他の重い作業はできない。
集中力もどんどん削られていきます。

まとめ|EasyNovelAssistantは使いどころを見極めて
EasyNovelAssistantを一日中使ってみて、分かったことがあります。
それは、**「万能ではないけど、ハマると面白い」**ということ。
たしかに、ChatGPTと比べると文脈理解は謎だし、ハルシネーションも高いと思います。予想外の展開になって「は?」ってなることも多々あります。
でも、それでもめげずに何度も生成を繰り返していると、たま〜に「おっ」と思える良い文章が出てくることもあります。
ただし、PCスペックが低いと使うだけで修行レベルになります。生成が遅すぎて、思考がフリーズする方が先。なので、使う場面を見極めて「ここだけEasyNovel、他はChatGPT」で行くのが現実的だと思います。
私が使い方を調べずに、独学で適当にやっているのが原因かもしれませんが。
コメント