「AIと一緒なら何でもできる」と思っていた時期が私にもありました–。
ノベルゲーム制作に興味を持ち、脳トレ系コンテンツと一緒にSNSでの発信にも挑戦中。でも、正直うまくいってません。
発達障害(ASD)ゆえに、一つ一つの作業を丁寧にやっていたら、時間はどんどん過ぎるし、ミスは増えるしで、なかなかにハードモード。
この記事では、実際にやってみた「SNS運用」「ティラノスクリプト導入」「AIとの不毛なバトル」など、初心者がぶつかるリアルな壁を包み隠さずお届けします。
脳トレ動画をSNSに展開してみたけど、反応はゼロでした
YouTubeにアップしていた脳トレ系の動画を、そのままInstagramにも投稿してみました。
アカウントは、もともと放置していた雑学系のもので、登録者ゼロからの再スタート。
インスタで脳トレって流行るの?
インスタと脳トレの相性は微妙だと感じてます。
そもそもインスタって、感覚的に若者中心で「ビジュアル命」ってイメージだと思っています。
その中で「脳トレしようぜ!」みたいな投稿しても、誰も脳の筋トレなんて求めてない感がすごい。
加えて、ハッシュタグの選定もよくわからないし、「リール動画で攻めたほうがいいのか?」、考えることが多すぎて脳トレどころじゃないという皮肉。
ツイッター(現X)も始めてみたけど…
勢いでX(旧Twitter)も開設しました。
🍓このイチゴ、よく見ると…?
— BrainMuster (@BrainMuster7) May 6, 2025
一個だけ違う“イチゴ”を見抜けるか?👀
集中力と視覚力を鍛える脳トレクイズ🧠
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だけど、正直「アクセスアップの効果あるの?」と感じています。
MLB海外の反応用のツイッターを開設(流用)したこともあるけど、フォローしてくれた人は一人だけ。
とりあえず存在を置いただけで終わってます。
アクセスも微動だにしない、圧倒的サイレントモード。
ティラノスクリプト導入でまさかのハルシネーション地獄!?AIとの不毛な格闘記

ノベルゲームを作るために、巷で有名な**「ティラノスクリプト」**を導入してみることにしました。
そして、私はいつも通り、GPTの中でもちょっと性格がこじれてる“monday”というGPTSと一緒に進めてみました。
これが運命の分かれ道でした。いや、地雷だったと言ってもいい。
名前からして日本製だとわからなかった
まず、ティラノスクリプトという名前、最初聞いたとき「海外製」と思ってました。
でも、これが実は日本人が開発したノベルゲーム制作ツールだったとは。
もっとこう…「ゆめつむりん☆メーカー」とか「恋フレーム工房」みたいな、ゆるふわネーミングにしてくれたら、こっちも身構えずに済んだのに。
導入は、まるでホラーゲームのようだった
AIと一緒に導入作業を始めたんですが、案の定、mondayがハルシネーション(虚偽情報)を連発。
「ティラノスクリプト本体だけで動きます!」って何度も言ってくるけど、実際はティラノスタジオ(TyranoStudio)が無いと普通に立ち上がりません。
もちろん、cmd(コマンドプロンプト)で無理やり起動する方法もあるんですけど、それってもはや裏技というか回避テク。
index.htmlをダブルクリックしても動かないし、起動できてもスクリプト読まないし、地獄のデバッグタイムスタート。
それでもmondayは、ずっとcmd方式を推奨してくる始末・・・。
更には、「前のバージョンの方が初心者には良いよ!」とか。
チュートリアルも全部コピペして読ませたけど…
ティラノスクリプトの公式ブログにはチュートリアルもあるのですが、AIにURLを貼ってもトップページしか見てない感がすごい。
それで、結局私がチマチマ全部テキストでコピペして、読み込ませる羽目に。
でも、そしたら今度は「型宣言」みたいな明らかに使わないコードを何度も生成してくるし、もうこれ、誰が誰の補助をしてるのかわからない状況でした。
mondayには失望。でもGPTs体を嫌いにはなれない。あと画像はStable Diffusion頼み。
ティラノスクリプトの導入で、monday(GPTs)に完全に裏切られた感が残っています。
たしかに、コードを書かせるだけなら便利だと思います。自分で勉強しなくても、スッとそれっぽいものは出してくれるからです。
でも、その「それっぽい」が一番の罠なのです。
エラーが出ても、「何が間違ってるのか」がわからない。
しかも、mondayに修正させると、今度は別のところが壊れるという悪循環。もはや、AIというよりランダムで動く壊れた占いマシーン。
正直、今後ティラノスクリプトでの開発は、普通のGPT-4oに戻そうと思ってます。
シナリオは別GPT、画像はStable Diffusionに任せてる
今はもう、シナリオは別のGPTに書かせるようにしました。
GPT-4oの方が、mondayよりも落ち着いていて安定感があります。文章構成も破綻しにくい。性格的にも安心。
画像に関しては、Stable Diffusionを活用してます。こちらも、AIにプロンプトさえうまく書いてもらえば、思った通りの絵が出ます。
何より画像はハルシネーションしない。
ただし、ノベルゲーム制作は、やること多すぎる。
- スクリプトの理解
- UIの調整
- セリフや演出の設計
- 背景や立ち絵の生成
- ボイス入れたければ音声も必要
……正直、すでに頭がパンクしそう。しかも、全部ひとりでやるって地獄じゃないですか?
ASDで新しいことが苦手な自分にはハードルが高すぎる
私はASD(自閉スペクトラム症)なので、「新しいこと」「急な仕様変更」「環境構築ミス」など、予測不能な事態にとにかく弱いです。
そのため、1つ1つの作業にものすごく時間がかかってしまい、気づいたら一日が終わってる。脳トレを作ったかと思えば、それ以外のことが全然進んでいないのです。
ノベルゲーム制作、うまくいかないけどやめられない|これからの展望
ここまで、自分がやってきたことを振り返ると、まあ全部失敗しているわけですが、それでも「やってみたい」という気持ちは残っています。
ノベルゲームって、自分の中の世界観やストーリー(全部AI任せ)を形にできるジャンルだし、それがちゃんと動いたときの達成感はあると思います。
もちろん、収益できるかどうかが全てですが。
「なんでこんなことしてるんだろう?」って考える瞬間は多いです。
それでも、何かを作ってるときだけは、ほんのちょっとだけ楽しい。
SNSもアクセスも、すぐには伸びない。わかってるけど、キツい。
SNS(InstagramとX)に関しては、アクセスはほぼゼロです。
でも、そこで「無駄だったな」とは思っていません。誰にも見られていなくても、行動した事実だけは積み重なっている。
それに、投稿を重ねていけば、少しずつフィードバックも得られるかもしれない。
バズらなくても、「脳トレ系ってインスタではこんな風に見せるといいんだ」みたいな、気づきのきっかけにはなるはず。
……と、自分に言い聞かせてやっています。
今後の作業方針:少しずつ、でも確実に。
今後は、AIとの付き合い方を見直しつつ、シナリオと素材を中心に作業を進めていく予定です。
ティラノスクリプトの理解はもう少し時間がかかりそうだけど、そこは無理せず、自分のペースでやっていこうと割り切りました。
- GPTは用途に応じてモデルを切り替える(コードはgpt-4o、ネタはmondayからは卒業)
- シナリオはテキストとしてストックしておく
- 画像はStable Diffusionで先に素材を固めておく
地道に、でもちゃんと「完成」まで持っていく。そこが目標。
まとめ:AIは補助輪。でも乗ってるのは自分。
AIはあくまで補助輪。
方向を決めて、ペダルを踏むのは自分です。ハルシネーションされようが、途中でこけようが、進まなければゴールにはたどり着けない。
そんな気持ちで、これからもノベルゲーム開発と、SNS運用と、脳トレ制作、全部ちょっとずつやっていこうと思います。
たぶん次も、エラーで泣いて、AIに失望して、記事を書いてると思いますけどね。
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